親子リレーローンの利用上の要件
親子リレーローンを利用するためには、以下の要件があります。
1. 同居中もしくは将来、同居を予定している親子であること – 親子が同じ家に住んでいるか、将来的に一緒に住む予定があることを指します。
2. 借り入れ時には、親の年齢が70歳未満であること – 親が70歳未満であることが条件となります。
3. 最終的な返済期限の時点で子供の年齢が80歳未満であること – 子供が80歳未満であることが条件となります。
4. 返済を引き継ぐ子供は1人でなければならないこと – 親の返済を引き継ぐ子供は1人である必要があります。
5. 親子ともに安定した収入があること – 親子ともに安定した収入があることも要件の一つです。
これらの要件を満たす場合、親子リレーローンを利用して住宅購入やリフォーム、住み替え、借り換えなどの資金調達が可能となります。
親子リレーローンの審査では特に子供の経済状況や返済能力が重視されます。
子供が将来的に親のローンを完済するための連帯債務者となるため、子供の他の借り入れや滞納の履歴も審査に影響する場合がありますので、注意が必要です。
参考ページ：住宅 ローン 親子 リレー｜審査はどうなの？２世代にわたって返済するメリット
子供も保険に加入が必要な親子リレーローン
さらに、親子リレーローンを利用する場合、子供も団体信用生命保険に加入する必要があります。
これは、親が70歳以上の場合でも、一部の金融機関からローン融資を受けることが可能になる条件の一つです。
ただし、金融機関によっては、同居が必要な場合もあります。
例えば、フラット35では、親子リレーの後継者になる要件を満たせば良いことになっています。
具体的には、申込者本人の子供（または孫などの直系の子供）であり、かつ定期的な収入があることが必要です。
また、申込時の年齢は70歳未満である必要があります。
更に、連帯債務者にもなる必要があります。
ただし、同居を要件としない金融機関も存在するため、それぞれの金融機関の要件に留意する必要があります。
なお、親子リレーローンの特徴として、子供のみが団体信用生命保険に加入することが挙げられます。